映画「花戦さ」 花の命

2017年06月13日 12:59

週末、映画「花戦さ」を見てきました。
戦国時代のいけばなの名手・池坊専好を主役に、千利休との交流や、
愛する町の衆のため、刀でなく花で秀吉をいさめようとした専好の思いを描いた映画です。


以下↓はアマゾンよりオフィシャルブックのお写真。
今度本屋さんで中身見てみようかな。




いけばなはもともと、仏様にお供えする花から始まっていて、
専好も京都・頂法寺の僧房「池坊」で、仏に花を供えるお勤めをしていました。

型にはまらない専好が信長に花を献上したり、
管理職のように立場が上がって窮屈に感じたり、
茶道の千利休と互いに影響を受けたり、

ストーリーは映画を見ていただくとして、まずはお花がとってもきれいだった。松も杜若も蓮も。
それから花を生けるとはなんのためか、花の命の中になにが見えるのか、そういうことを考えました。
お寺では町の人のためにいけばな教室が開かれていて、
町にも花売りが歩いていました。町民は花売りの花をどう生けたんだろう。


利休の話は茶道をしない人にはちょっとわかりにくい面もありますが、
いけばなの話としてだけでなく、エンターテイメントとしても楽しめました。





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[書籍]
「カンタン! かわいい フランス・パリの刺しゅう500」
(アップルミンツ/発行 朝日新聞出版/販売)



世界中の人が憧れ、訪れるパリをテーマに500点の図案がぎっしり掲載されています。
わたしは、「パリのカラフル地図」と「パリの散歩」の作品デザインを担当しました。
凱旋門、エッフェル塔、サクレクール寺院、美術館、マカロン、カヌレ、カフェ、
自転車、本屋、花屋などパリの街並み、街角を刺しゅうしています。


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椿の本

2016年04月13日 14:14



安達瞳子さん著の「椿しらべ」を読みました。
(瞳ではなく、本当は「日」に「童」の文字)
講談社 1999年


安達式挿花家元・安達潮花の娘として花の道を歩んできた著者が、
父の愛した椿について書いた本。

日本でのツバキの分布や国際的な園芸種の広がりなど、椿についてさまざま書かれていますが、
印象に残るのは、著者と父・潮花との花に関する記憶です。

春の雪が降った朝に父・潮花に言われて2階に上がると、窓が開け放たれており、
そこから見た雪の中に輝く椿が格別に美しかったこと、

雪深い土地へ、地を這うように枝を伸ばすユキツバキを見に行ったこと、

客人のために手水鉢に椿を生けたが、葉がうまくいかず一枚落としたところ、
これは二月の椿ではない、霜除け葉を取ってしまっては花が裸で冷え冷えと見えると注意を受けたこと、

などなど。


著者は家元である父から離れて独立した流派を起こすのですが、
なぜだったのかな。

川岸富士男さんによる椿の絵が何十枚も差し挟まれていて、
装丁も美しいです。



写真↓は、高尾の山のヤブツバキ。
荒々しい感じもする野生の姿です。

ツバキ


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川瀬敏郎 四季の花手帖1

2016年03月20日 12:26


川瀬敏郎さんの本「四季の花手帖1 春から夏へ」を読みました。

別冊太陽
2002年発行 平凡社


サンシュユに対する記述があって、

山茱萸は、独特の線の美学が感じられる。細い枝でも太い枝でも引き締まって美しい。
万作や油瀝青、土佐水木や日向水木、三椏などは枝ぶりに厳しい表情を持たない。
山茱萸を絹物にたとえれば、万作などは木綿。

といった内容でした。


サンシュユ

花がパラパラ散ってきたので落としてしまった後のサンシュユの枝。
直線も、曲線も、枯れた感じのする美しい木です。



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ロンドン、パリ旅行記 睡蓮の部屋

2015年09月01日 14:09

ロンドン、パリ旅行記。つづきです。
後半はパリ!

ロンドンからの飛行時間は1時間ちょっとで、機内食はクッキーのみ。
パリに着いて、まずは昼食を取りました。エクレアつき。

1monet.jpg



早速、オランジェリー美術館に行きました。
モネの睡蓮だけで構成された部屋。自然光が入るように改築され、
一つ目の部屋からは次の部屋が見えず、壁を回っていくとさらなる睡蓮が現れます。

2monet.jpg

3monet.jpg

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ああ、きれいだ。ここに帰ってきたんだ。
と気持ちが高揚しました。
でも連れはね、(光が)暗い絵だ、と言いました。
感じ方はそれぞれです。

オランジェリー美術館は、夜5時以降に入ると入館料が割引されます。
6時までが開館時間となっていますが、5時45分には展示室から出されてしまうので、ご注意下さい。



その夜はルーブル美術館にも行きました。

5monet.jpg

壮大なコレクション。モナリザが特別扱いされているくらいで、
あとはダビンチも、ラファエロも、レンブラントも、ここでは展示の一つという感じ。
フェルメールの「レースを編む女」と、ダヴィットの「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」をじっと見てきました。


その日は小雨。
セーヌ河沿いを歩いた際も、ホテルへ帰る際も、
石畳の歩道が濡れて、夏が洗い流されていくようでした。



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オーストラリアの花と トワル・ド・ジュイ バンクス花譜集

2015年01月09日 22:45

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている、
「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展」を見に行って来ました。

クック艦長率いる一団が1768年から3年かけて行った太平洋航海。
その船に乗って各地の植物を採集したバンクスらが、イギリスへ帰ってとりまとめた図版集がバンクス花譜集です。

タヒチ、ニュージーランド、オーストラリア、ジャワなどの自生の植物を、標本と植物学的な緻密なデッサンを元に銅版画にしてあり、それが多色刷りで出版されたのは航海から200年も経ってからでした。


これらの画を見て思うのは、知らない花が多いなということ。
サツマイモやマメ、カヤやワラビの仲間など見慣れた植物もあるにはあるのですが、
たとえば、バンクスが発見し、バンクシアと名付けた植物は、火事とともに生きるというのです。オーストラリアの乾いた森林では火事が頻発し、バンクシアはその火の後にのみ種を飛ばすのだとか。生物の進化とはすごいものです。

ほかにも、蒸し風呂に使う木や、デング熱の治療に使う木、エミューの食べる木、なんていうのが描かれていました。タヒチで女性が髪に飾る花も描かれていて、それはゴーギャンの絵にも登場する花だそうです。


展示の最後に、ボタニカルアート・コーナーというのができていて、今回は山寺 後藤美術館のフランス絵画がかけられていました。ヨーロッパ更紗の中でも人気の高いトワル・ド・ジュイ Toile de Jouy の生地デザインを手がけたJ.B.ユエの絵が見られます。


ausie.jpg

写真はオーストラリアに行ったときのもの。
カンガルー親子と私、です。


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